都会のスズメ、タバコの吸い殻を有効活用
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1: とうやこちょうφ ★ 2013/03/07(木) 15:34:40.69 ID:???
都会のスズメ、タバコの吸い殻を有効活用
12月6日 AFP】都市の迷惑行為として悪評高いタバコの吸殻が、メキシコのスズメにとっては貴重な恵みだったとする研究が、
5日の英国王立協会(British Royal Society)の専門誌バイオロジー・レターズ(Biology Letters)に掲載された。
スズメたちは吸い殻を巣に組み込んでひな鳥のベッドにしていたばかりでなく、巣に害虫が付くのを防ぐのに活用していたという。
 メキシコ国立自治大学(National Autonomous University of Mexico)のコンスタンチノ・マシアス・ガルシア
(Constantino Macias Garcia)氏率いる研究チームは、メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)に生息するスズメと
アトリの巣、計57個を観察。巣の中の吸い殻の量が増えるほど害虫の数が減少することを突き止めた。
 スズメの巣の中からは0~38本(平均8本)の吸殻が見つかり、アトリの巣には0~48本(平均10本)の吸い殻が
組み込まれていた。吸い殻に含まれるニコチンが害虫を追い払うのに役立っていると考えられるという。
 研究チームでは、鳥類が都市環境に適応する興味深い実例だと述べている。
 都市部以外では一部の鳥が、芳香植物を巣に使っていることが知られている。芳香植物は抗寄生虫効果があり、
ひな鳥の免疫系を刺激するとされている。
 たばこに含まれるニコチンは、農作物の害虫よけなどに使われている。(c)AFP

ソース http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2915265/9946726
別ソース http://www.asahi.com/tech_science/update/0306/TKY201303060436.html
英文ソース(要約) http://rsbl.royalsocietypublishing.org/content/9/1/20120931.abstract?sid=f8dc2f0b-dcc0-436d-8bd8-a15164168aeb鳥類は巣の寄生虫に対抗して振舞を変える。例えばある鳥類は、防虫効果を持つ草を巣に持ち込み寄生虫を駆除する。
市街に住むある種の鳥類は吸殻を巣に持ち込むが、この意義はこれまでわかっていなかった。吸殻には防虫効果のあるニコチンなどが含まれる。
この研究では市街地の鳥の巣で吸殻が防虫剤として使われていることを初めて示した;
市街地に営巣する2種の鳥類の巣に含まれる、吸殻の酢酸セルロースの量は巣の中の寄生虫の数と負の相関を示した。
また、寄生虫は熱を蓄えたタバコに集まるが、使用後の吸殻に集まるものは少なく、これはニコチンによるものと考えられる。
営巣に用いる材料の材質や植物種などは、薬効も含め、市街化によって利用できる種類や量が変化している。
この結果は市街化によって鳥類に投げかけられた新たな問題が、鳥類の適応によって解決された、と考えると矛盾がない。
(意訳:とうやこちょうΦ)
ご依頼頂きました http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1361026525/81

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