1: チリ人φ ★ 2012/10/23(火) 07:36:32.05 ID:???
3年前にイタリア中部で起きた地震を巡って、地震の発生前に国の委員会が安全宣言とも受け止められる情報を
流し被害を拡大させたとして、専門家ら7人が過失致死などの罪に問われている裁判で、イタリアの裁判所は
被告側の過失を認め、全員に禁錮6年の有罪判決を言い渡しました。
この裁判は、2009年にイタリア中部のラクイラを中心に300人余りが犠牲になった地震を巡って、地震の
6日前に国の委員会が「近く大きな地震が起きる可能性は低い」という安全宣言とも受け止められる情報を流した
ことから、少なくとも住民37人が避難せずに死亡したとして、専門家ら7人が過失致死などの罪に問われている
ものです。
裁判では、検察側が、「地震の予知ができなかった責任を問うのではなく、状況の分析と情報の伝達が慎重に
行われなかったことが過失に当たる」として被告全員に禁錮4年を求刑したのに対し、被告側は、「あくまでも
可能性を示しただけだ」として、無罪を主張していました。
ラクイラの裁判所は22日、被告側の過失を認め、7人全員に検察側の求刑を上回る禁錮6年の有罪判決を
言い渡し、判決理由については、90日以内に裁判所から被告側に伝えられることになっています。
判決を受けて被告の防災庁の幹部は、「すべての責任を委員会に押しつけ、防災に携わる仕事を危うくする」
と批判したほか、被告側の弁護士も、「あらゆる点で極めて不当な判決だ」と述べ、全員が控訴する意向を
明らかにしました。
一方、裁判所には地震で肉親を失った遺族のグループも訪れ、有罪の判決を聞いて抱き合って喜ぶ姿も
見られました。
このうち、地震の前に国の委員会の見解を聞いて避難を見合わせ、結果として妻と娘を亡くしたという49歳の
男性は、「妻と娘が助かることができたかも知れないと思うととてもつらい。この判決を受けて今後、同じような
悲劇が繰り返されないことを期待する」と話していました。
・ラクイラを中心に大きな被害
イタリア中部のアブルッツォ州に大きな被害をもたらした地震は、2009年の4月6日未明に起きました。
地震の規模を示すマグニチュードは6.3で、住宅など多くの建物が倒壊し、中部の都市ラクイラを中心に、
合わせて308人が死亡したほか、およそ1600人がけがをしました。
大きな被害が出た背景には、地震が住民が就寝している未明に発生したことに加え、耐震性に問題がある
建物が多かったことなどが指摘されました。
また、この地震を受けてその年のG8サミット=主要国首脳会議の議長国だったイタリア政府は、被災地の
復興を後押ししようと開催地を急きょ被災地ラクイラに変更し、首脳会議を開催しました。
(>>2以降に続く)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121023/k10015937151000.html
【地質】地震”予知”なくなるの? 学会、是非を議論へ
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1350206730/
【地質】地震予知失敗で4年求刑 イタリア検察、学者ら7人に「委員会の判断が人々の死に結び付いた」
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1348649404/
流し被害を拡大させたとして、専門家ら7人が過失致死などの罪に問われている裁判で、イタリアの裁判所は
被告側の過失を認め、全員に禁錮6年の有罪判決を言い渡しました。
この裁判は、2009年にイタリア中部のラクイラを中心に300人余りが犠牲になった地震を巡って、地震の
6日前に国の委員会が「近く大きな地震が起きる可能性は低い」という安全宣言とも受け止められる情報を流した
ことから、少なくとも住民37人が避難せずに死亡したとして、専門家ら7人が過失致死などの罪に問われている
ものです。
裁判では、検察側が、「地震の予知ができなかった責任を問うのではなく、状況の分析と情報の伝達が慎重に
行われなかったことが過失に当たる」として被告全員に禁錮4年を求刑したのに対し、被告側は、「あくまでも
可能性を示しただけだ」として、無罪を主張していました。
ラクイラの裁判所は22日、被告側の過失を認め、7人全員に検察側の求刑を上回る禁錮6年の有罪判決を
言い渡し、判決理由については、90日以内に裁判所から被告側に伝えられることになっています。
判決を受けて被告の防災庁の幹部は、「すべての責任を委員会に押しつけ、防災に携わる仕事を危うくする」
と批判したほか、被告側の弁護士も、「あらゆる点で極めて不当な判決だ」と述べ、全員が控訴する意向を
明らかにしました。
一方、裁判所には地震で肉親を失った遺族のグループも訪れ、有罪の判決を聞いて抱き合って喜ぶ姿も
見られました。
このうち、地震の前に国の委員会の見解を聞いて避難を見合わせ、結果として妻と娘を亡くしたという49歳の
男性は、「妻と娘が助かることができたかも知れないと思うととてもつらい。この判決を受けて今後、同じような
悲劇が繰り返されないことを期待する」と話していました。
・ラクイラを中心に大きな被害
イタリア中部のアブルッツォ州に大きな被害をもたらした地震は、2009年の4月6日未明に起きました。
地震の規模を示すマグニチュードは6.3で、住宅など多くの建物が倒壊し、中部の都市ラクイラを中心に、
合わせて308人が死亡したほか、およそ1600人がけがをしました。
大きな被害が出た背景には、地震が住民が就寝している未明に発生したことに加え、耐震性に問題がある
建物が多かったことなどが指摘されました。
また、この地震を受けてその年のG8サミット=主要国首脳会議の議長国だったイタリア政府は、被災地の
復興を後押ししようと開催地を急きょ被災地ラクイラに変更し、首脳会議を開催しました。
(>>2以降に続く)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121023/k10015937151000.html
【地質】地震”予知”なくなるの? 学会、是非を議論へ
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1350206730/
【地質】地震予知失敗で4年求刑 イタリア検察、学者ら7人に「委員会の判断が人々の死に結び付いた」
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1348649404/
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